『東北の県産材の杉材を活用した「学校教室家具」』
榎本 文夫

'14 カルチャー部門 デザイン 準グランプリ受賞>

【概要】

東日本大震災による被害に苦しむ各地域では、林業、木材産業の復興と併せて、環境教育も大きな課題である。東北各県産材の杉材を活用してデザインされた学校用家具は、それ自体が「森林資源の保全」「循環型社会の構築」といった難しい問題を、子どもたちが身近に捉え、楽しく学習を進めるきっかけとしての重要な『教材』となる。
暖かみや親しみのある素材である杉に子供のころから親しむことで、自然との共生や環境問題に対する意識を身に付け、持続可能な社会の実現につなげていきたい。